スタッフの評価と昇給は何から始めればいいのか
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スタッフが何を目指すべきか、どのような行動が評価されるかを明確にすることで、公正で正確な評価を行うことができます。これらのポイントを意識して、スタッフへの公正な評価と昇給を行うことで、モチベーション維持を実現でき、定着へとつながります。
定量的・定性的な評価をバランス良く行う
定量的・定性的な評価をバランス良く行う 評価には数値化できる指標や、定性的な指標をバランス良く組み合わせることが大切です。数字で表せる成果だけでなく、人間関係やチームワークなどの柔軟な能力を評価することも重要です。
本人へのフィードバックを徹底して行う
給与の公平性を確保する 同じ役割や職務を担当している従業員は同じ評価基準で評価し、同じ給与水準を適用することが重要です。公平な評価と報酬体系を構築することで、従業員のモチベーションを維持することができます。
評価や昇給の基準を見えるかさせる
昇給の透明性を確保する 昇給の基準やタイミングを明確に伝えることが大切です。従業員が自分の業績が昇給につながることを理解し、努力や成果に対して報酬を得ることができます。
~医療事務スタッフさんの例~
医療事務スタッフの昇給の相場については、地域や経験年数、資格の有無などによって異なります。一般的には、医療事務スタッフの初任給は月給20万円前後が相場となっています。経験年数を重ねるにつれ20代~30代の方で、勤続が3年~5年ほどで、月給25万円前後となることが多いです。また、資格を持っている場合には、それに応じた手当が支給されることもあります。ただし、これらはあくまでも一般的な相場であり、クリニックの診療内容や日祝、夜間帯の勤務の有無によって、大きく異なります。そして、昇給は1年に1度とし、数千円の昇給が一般的です。注意すべきは、昇給や評価時期を4月に設定されているケースです。社会保険の定時改定と重なるため、上昇した給料に合わせて保険料も双方(本人と雇用側)にかかります。
※社会保険料の定期改定
社会保険料の改定は、毎年4月から6月にかけて行われます。具体的には、前年度の保険料納付実績をもとに、各被保険者の保険料率や限度額が算出され、改定が行われます。昇給や評価により上昇した給料額に応じて、各種保険料も増減することがあります。