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元HKT48兒玉遥さんの医師希望問題

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元HKT48で女優の兒玉遥さんのクリニック女性医師の希望問題がトレンドとなっております。兒玉遥さんは、Abemaの番組内での卵子凍結取材の対応が男性医師に変更されたことに不快感を示し、クリニックが声明発表にまで発展しているようです。

兒玉さんは3月1日、自身のXで「前回の女性医師を希望したが、撮影当日に男性院長が担当することを一方的に告げられた」とされて話題に。自身が女性医師を希望したにも関わらず突然変更され「番組への影響を考え、やむを得ず受け入れた」と投稿されておりました。これを受け、クリニック側は3月6日までに公式サイトで声明を発表した。

複数医師体制のクリニックでは、必ず訪れる医師の希望制度の導入です。性別や個別に希望ができる制度は、患者さん、利用者さんにとっては便利な反面、クリニック側の経営と運営面にはなかなかの負担があります。

医師希望制度のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

1. 患者の安心感が向上する

特定の医師を希望できることで、患者は信頼関係のある医師のもとで治療を受けられ、心理的な安心感を得られます。特にデリケートな医療分野(婦人科・精神科など)では、患者が性別や過去の診療経験をもとに医師を選ぶことで、不安を軽減しやすくなります。

2. 診療の継続性が確保される

前回の診察や施術の経過を熟知している医師が対応することで、患者の状態をスムーズに把握し、一貫した治療方針を維持しやすくなります。これにより、無駄な診察時間や説明の手間を省くことができます。

3. 治療の満足度向上につながる

「信頼できる医師に診てもらえた」と感じることで、患者の治療に対する満足度や納得感が高まり、医療機関に対する信頼にもつながります。

デメリット

1. 希望する医師のスケジュール調整が困難な場合がある

人気のある医師や特定の専門性を持つ医師には希望が集中し、予約が取りづらくなることがあります。また、急なスケジュール変更や医師の不在時には、希望が叶えられない場合もあります。

2. 医療機関側の運営負担が増える

医師の指名制度を設けることで、診療のスケジュール管理が複雑になり、医療機関の負担が増える可能性があります。特に、限られた医師数で運営しているクリニックでは、対応が難しくなることがあります。

3. クリニック側の意向と患者の希望が対立することがある

今回の件のように、クリニックが「症例数の多い医師や院長を担当させたい」と考える一方で、患者が別の医師を希望する場合、双方の意向が合わないことがあります。特に撮影やメディア取材が絡むケースでは、クリニック側のブランディングや運営方針が優先されることもあり、患者の希望が通りにくくなることがあります。事前に同意は鉄則ですが…。

このように医師希望制度は、患者の安心感や治療の質を向上させるメリットがある一方で、クリニックの運営負担やスケジュール調整の難しさといった課題はあることも理解すべきです。特に今回のようなケースでは、患者の希望と医療機関の意向が衝突しやすいため、事前の説明や同意のプロセスがより重要になると考えます。

クリニックは、患者の希望を尊重しつつも、適切な診療体制を維持するバランスを考える事が大切だと考えます。

株式会社ジムチョー®
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