OTC類似薬の患者負担見直しと医療DX推進の方向性が決定
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OTC類似薬の患者負担見直しと医療DX推進の方向性
2026年5月29日、OTC類似薬の処方時に患者へ追加負担を求める仕組みなどを盛り込んだ健康保険法等の改正案が、参院本会議で可決・成立しました。
今回の改正では、医療保険制度の持続可能性を確保する観点から、いわゆる「市販薬に近い薬」の保険給付のあり方が見直されます。
具体的には、解熱鎮痛薬、花粉症薬、保湿剤など、OTC類似薬の処方を受ける場合、薬剤費の4分の1が保険給付の対象外となり、その分を患者さんが追加で負担する仕組みが創設される見通しです。
対象は、77成分、約1,100品目が想定されており、2027年3月の施行が見込まれています。
今回の改正は、単に患者負担が増えるという話ではなく、クリニック経営においても、今後の診療説明、処方方針、患者さんへの案内方法に影響する可能性があります。
特に、外来診療を行う医療機関では、次のような対応が必要になると考えられます。
▶︎ 対象薬剤に関する正確な情報把握
▶︎ 患者さんへの説明方法の整理
▶︎ 窓口での問い合わせ対応の準備
▶︎ 医師・看護師・事務スタッフ間での認識共有
▶︎ 院内掲示やWEBサイトでの案内整備
また、今回の改正では、医療DXの推進も重要なテーマとして盛り込まれています。
医療機関には、業務効率化や勤務環境改善に取り組むことが努力義務として位置付けられ、地域医療介護総合確保基金にも、こうした取り組みを支援する新たな事業が設けられる予定です。
さらに、業務効率化や勤務環境改善に関する計画を策定し、取り組みを進める病院を公的に認定する制度も創設されます。
今後、医療機関には、制度改正への対応だけでなく、業務の見直し、スタッフの働き方改善、DX化への取り組みがより一層求められていくことが予想されます。
株式会社ジムチョーでは、今後も診療報酬改定、医療DX、院内業務改善、人事組織づくりなど、クリニック経営に関わる制度変更や実務対応について、わかりやすく情報を発信してまいります。
制度変更は、早めに内容を把握し、院内での対応方針を整理しておくことが重要です。
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